外壁塗装の色の選び方

ひとそれぞれ、色の見え方が異なる、というのをご存知でしょうか。そして、異なる色を選択するテストで最後まで正解を貫く人が選んでいる色を、大多数の人は見抜けない、という現象。同じように見えていると思ったら、全然違う。色を仕事にする人には特殊能力が備わっていることが多く、美しいと感じる度合いも人それぞれ。なので、ご家族で意見が分かれる際に、実は同じに見えていない、という場合もありました。 また、パソコンの画面で色を選ぶ場合、そもそもの画像設定の色が全部同じ、とは限りませんから、設定のせいで誤った確認をしてしまうこともある、ということも知っておきましょう。 また、ハロゲン球、LEDでも電球色と白熱色の照明器具の下で選んだ場合、異なる色に見えてしまいます。塗装を決定する際には、少し大きめのサンプルを太陽の下で、水平ではなく垂直に立てて確認することが大切です。日向と日陰でも色は変わります。確認の仕方を誤って、塗り終えてからイメージと違った、ということにならないよう慎重に決定するゆとりを持って、自然な色合いに塀を塗り替えられました。シンプルでスタンダードにもかかわらずおしゃれ、が理想と思われますが、奇抜でサイケデリックなおしゃれ、というものも世の中には存在します。 ここでは、都市景観を踏まえ、周辺との調和、品位ある感性、などを優先にした上でのおしゃれ、を考えてみたいと思います。 【カラフルな色を省く】 日々変えることの出来る服飾や家具のカバーリングであれば、時に目立つ色、も良いのですが、塗り替えるまでずっと同じ色、となると、カラフルな色はあまりお勧めできません。10年スパンで見飽きることを視野に入れ選びました。 【和の色をセレクトしてみる】 和洋ともにおしゃれに感じるのは、アースカラー。鶯色とグリニッシュブラウン、青白橡(あおしろつるばみ)とアッシュグリーン、色番号は同じでも読み方が異なりました。数多くある色の中からの色選びは本当に大変ですけれど、屋根が瓦などの和住宅の場合、外壁を「和の色」の中から選ぶとおしゃれに感じ、さらに馴染みやすい傾向にありま した。