保証内容の意識のズレ

住まいへ関心の無い人はいないでしょう。我が家も愛着があり、やはり外壁や屋根、内装塗装は専門の塗装会社に依頼しています。10年の瑕疵担保期間がついていますし、新築時から10年の間に雨漏りをしたり、ピューピューと隙間風が吹き込むことはありませんでした。延長保証がついているから安心していた知人宅は、個人的意見ですが、損をしていると思えてなりません。家電製品や精密機器などにも延長保証がついてきますが、住宅の場合も「50年延長保証」であれば、保証料金を支払うことで50年の間に発生した欠陥を何度でも修理してくれるイメージです。でも実際は、点検と有料のメンテナンス工事を定期的に行うという内容です。知人宅の場合も「弊社が10年毎に行う定期診断を受け続けていること、そしてその結果、工事が必要と判断された時にその部分の耐久性維持のための有償工事を受けていること」と記載されていたようです。本音と建前とはいいますが、この記載内容は、主に「屋根と外壁」について書かれたものでした。屋根も外壁も耐久性を維持するため、通常10年毎の再塗装工事が必要になります。点検もその際するのですが、当然、再塗装の必要と判断されるなら、その塗装工事費用を支払って再塗装を行うワケです。支払って塗装工事を行った場合のみ保証延長となります。ですが、保証延長しても点検のみ無料ならば、わざわざ費用の割高な塗装会社(ハウスメーカー)を利用し続ける必要はないのではないかと、個人的に思っています。