価格は何をチェックすればいいのか

外壁塗装では、塗装価格を見積もることになります。個人でも外壁塗装はするようですが、塗装面積を測定して積算すると、非常に手間がかかり、また、積算する人による誤差も出ると聞きます。大工業をしていた父いわく、建物の大きさに対比して、塗装工事=【建築延床面積㎡】×【塗装単価円/㎡】で算定すると、簡便ではあるものの、実際の作業量との誤差が大きくなる話しをしていました。わかりやすさ、簡便さを優先して、このような積算価格で発注をしたとしても、事業主は原価の中身を知って、できるだけ実際の工事量の内訳を見積りに反映させてゆくべきだと言いました。その理由は、下地処理などの表に出ない作業に工数がかかる場合、総額で見積もっていると、他の業者と単純に総額を比較して高い・安いを比較されたり、あとで、あの業者は高いという評判が植え付けられたりするからだそうです。10年、20年という付き合いになるのもあり、誰が見積りしても、納得する積算基準が必要になる話しをしてくれました。ですから、我が家では外壁塗装業者選びでは見積り書を基準にしています。例えば、下地処理は補修内容に差がありました。事前に現場調査を行い、必要な工数を見込んで算定してくれた業者ももちろんいます。一般的には、鉄錆ケレン作業の歩掛りでも、特別なケレン作業や下地の補修があるなら、さらに多くの工数がかかる話しでした。それによる労働費を自分たちが負担するかと思えば、抜かりなく、見積書はチェックすべきです。